最終更新日: 2013年12月01日

宗谷防災講座 防災広報

「宗谷防災講座」を開催しました!

この講座は、自主防災組織等における「地域に根ざした身近な防災への取り組み」を強化するため、「防災リーダーなど減災活動のキーマンになりうる人材」の発掘を行い、「キーマンになりうる人」が、実際に自主防災組織等においてリーダーとして活動できる知識を与えることを目的とし、自然災害に対する正しい知識、防災・減災に関して家庭や地域できる備えや行動などを具体的な形で分かりやすく伝えるものです。
12月1日(日)9:00から16:30まで、利尻町交流促進施設「どんと」において、離島で想定される津波の災害について学ぶ、「宗谷防災講座」を開催しました。
この講座は、多くが沿岸部で暮らしている利尻島の住民に津波への意識を高めてもらうおうと、利尻町・利尻富士町・北海道宗谷総合振興局・稚内気象台・稚内開発建設部主催で初めて開いたものです。
講座の中では、平成5年の北海道南西沖地震で津波を受けた道南の奥尻島の被害を語り伝えるグループの木村孝義さんが講演し、「ひとりひとりが防災への意識を高めることが災害の被害を小さくすることにつながります」と参加者に呼びかけました。
また参加者たちは、人工呼吸や、ダンボールを使って骨折した腕などを固定する応急処置の方法についても学びました。
1日の講座には、およそ45人の住民が参加し、参加者の意見として「利尻島はこれまでに大きな津波を経験したことがないですが、あるものだと思って今後行動したい」と話していました。